シリーズ 「知っておきたい鉄のこと」 (1)
鋼(はがね)の種類 
鋼とは、焼き鍛えて強くした加工鉄のことです。
鋼には種類が多く、また分類方法が一定ではありませんが、製造方法、用途、形状等によって種類が分かれています。
たとえば、一秒間に何十回転もしているモーターの軸や、摩擦で何百度という熱にさらされるドリルの刃などを作る場合は、素材となる鋼の品質がたいへん重要になるのです。
鋼の種類の代表例は下記のとおりですが、それぞれの硬さや高弾性(しなやさか)などの特性を参考にすれば、手裏剣の鋼材を購入する際に役立つこともあるでしょう。
機械構造用炭素鋼 
表記は「SxxC」。
一般機械、鉄道、自動車、電気などの機械が関係する関係するあらゆるところで使用されています。
炭素量が多いほど高い硬さが得られますが、その分もろくなり加工性も低下します。
丸棒では約0.45%CのS45Cが最も多用されています。
ステンレス鋼 
表記は「SUSxxx」で、これは耐食性のよい合金鋼の総称です。
種類は多く、焼きが入るのはマルテンサイト系(400番台)のみです。
ばね鋼 
表記は「SUPxx」。
ばね用として使われる高弾性の鋼で、ピアノ線などにも使われます。
工具鋼 
表記は「SKSxx」「SKDxx」「SKxx」「SKHxx」。
ほとんどの工具類で用いられている鋼です。
大別して炭素工具鋼、高速度工具鋼、合金工具鋼に分かれます。
(by 武屋正)